機動戦士ガンダムOO 第4話 「対外折衝」
OOもある程度の世界観やキャラクター説明が終わっていよいよストーリーが本格的に動き出した感がありますね。ネット巡回してみても賛否両論あるものの概ね面白いという意見が多いんじゃないでしょうか。
さて、それでは今週の感想行きます。
前回のラストにおいてR(リアル)IRAが停戦表明を出しましたがそれはあくまでソレスタルビーイングによる武力介入を恐れて(双方への無差別攻撃なら持久力に劣るテロ組織に不利ですからね)の一時的なモノ。ソレスタルビーイング自体が排斥、もしくは消滅すればまた活動を再開するだろう・・・というのが各勢力の指導者たちやソレスタルビーイングの面々の解釈でした。まあ一度や二度、邪魔されたくらいで諦めるならテロなんてやりませんしね・・・。
しかし表面的とは言え世界的に有名な紛争を一時的とは言え終結させた事も事実と言う事で各勢力では「ガンダム」に使われている技術を欲しがっているようです。
人革連では前回やられてたセルゲイ中佐(ケガ無し♪)が上官に呼ばれてやはり対ガンダム部隊の責任者として任命されました。ここで中佐の部下として登場したのがOPにも出てくる銀髪の美少女キャラ。
おっさんばかりの人革連に彩りを添えるために出てきた・・・わけでは無くどうやらガンダムシリーズ恒例の強化人間的な存在のようです。見かけは幼いけれども戦闘力は高いと予想できますね。そういやおっさんの強化人間っていないなぁ・・・。人革連ならおっさん多いし強化人間もおっさんでいけそうなのに?
さて、自由の国、ユニオンではグラハムのフラッグが黒い専用機に改造されています。なんかOPでは外見は単なる色違いかな?とか思っていましたがなんかもう全然違う機体になっているようです。見た目は某グリ○ォンみたいですねぇ・・・。
ちなみに赤くないので3倍は無理?
さらに対ガンダム部隊として招集した部下が二人、到着します。
見た目については神経質そうなメガネとレゲエですがユニオンきってのエースであるグラハムが名指しで呼ぶくらいですから実力派のエースたちなのでしょうか。これはもうヤザン隊並の活躍を期待したいですね。
さて、OPアニメのキャラと言えばもう一人、恐らくはストーリー通してのヒロイン役になるであろうアザディスタン王国の女王様・マリナ・イスマイール嬢もいよいよ登場しました。OPでは刹那とラブラブかましていますがどうやらアザディスタンとソレスタルビーイングは現在の所、全く関係が無いようです。
ところで一緒にいた秘書みたいな女がやたら偉そうなんですが・・・?
とか思っていたらどうもアザディスタンは王国ではあるものの王族は飾り程度で実権はあまり無い→しかし国はこれまで石油資源のみに頼ってきたのでそれがほぼ枯渇した現在、何の取り得も無い国になってしまった→こりゃまずいから誰か助けてー→代表に王族を
という流れで担ぎ出されたようです。
とりあえず何もできないので助けてもらおうって・・・
お前ら北朝鮮レベルかー!?
なんて感じでそれぞれが動いている中、突如ユニオン加盟国のひとつであるタリビアという国が独立声明を発表します。
共同体とは言えやはりアメリカ主体であるユニオンにおいては構成国内でもヒエラルキーが存在するようでユニオンからの搾取に対して独立する事でそれらの束縛から逃れるということでしょう。ユニオン脱退で第一に想定されるだろうエネルギー問題については軌道エレベータに近いためにこれは頂きます♪というかなり調子のいい事言っています。
当然、これは通常時においては自殺行為ですが現在、ソレスタルビーイングが戦争介入を全世界に表明したことからユニオンからの軍事行動があればガンダムが守ってくれるというのが強気の理由みたいです。
ソレスタルビーイング側からすれば非常に虫のいい話ですが同時にいかなる戦争行為に対しても介入、排除すると声明を出している以上、利用されているとしても出て行くようです。ちなみにここで
リューミン登場。
今回はアイドル風?彼女だけ毎回高そうなコスプレしていますがそんな贅沢をせずに
毎日同じ服を着ている刹那やアレルヤを見習えってばよ!!
刹那はやはり家では一張羅の洗濯中はシャツとパンツだけなのだろうか・・・?
利用されていると知りつつミッションを開始するソレスタルビーイングの面々。今回宇宙に言ってるティエリアは不参加なので残りの三名での出撃になります。まあガンダム一機で全滅できるだろうけど?(笑)
ロックオン、アレルヤは例のサンダーバード基地からかっこよく発進しますが刹那は東京です。
どこにガンダムを隠しているのかな?とか思ったらなんといきなり
海に飛び込む刹那
風邪引くぞ?
台詞があまりないので出撃シーンくらいは!と売れない芸人並の根性芸で人気を得ようとがんばります。一人、スーパーロボット並の発進劇を見せてくれた刹那がコクピットでくしゃみをしていたかは謎?
さて、なんやかやで同時にタリビアに到着する3機。タリビアでは地上用MS(名前無いの?)が多数配備されており、周囲を取り囲むユニオン軍と一触即発状態です。まともに戦えばユニオン側の勝利は確定していますがやはりガンダムの介入を考慮して動けない状況です。もっとも「ガンダムに魅せられたおとめ座の男」グラハム君はガンダムに合えるとばかりに嬉しそうです。MSフェチなのか戦闘狂なのかわかりませんが後者ならまさしくヤザン隊ですね≧▽≦)
そんな中、突如上空からタリビア軍を狙撃するガンダムたち。
タリビアを「戦争を幇助する勢力」として排除するのが今回のミッション内容でした。
新鋭機のユニオンフラッグですら歯が立たないのに旧式のタリビア地上用MSが敵うはずもなくアレルヤに「一方的すぎる・・・」とか言われてしまいます。
ガンダムによる攻撃が自軍に行われたことでタリビアの首相はあっけなくユニオン大統領に独立の撤回と救援の要請をします。大統領も簡単にこれを了承し、配備部隊を救援部隊へと変更しました。
つまり、今回のタリビアの独立宣言はソレスタルビーイングの今後の出方を計るための実験も兼ねていた茶番劇だったようです。
タリビア側は元々独立派が多かったため独立宣言
をする事で首相の人気は高まり、ソレスタルビーイングが協力してくれればそのまま独立が成って問題なく、敵対した場合はユニオンに支援を要請する事で反ユニオン派、独立派を抑える理由になる・・・という事です。また、ユニオンとしても以後同様のケースでのソレスタルビーイングの行動予測やガンダム捕獲の機会を得られるという事で恐らくは裏では同意していた様子です。
さて、ここでの注目点としてもうひとつ、これまで名言されていませんでしたユニオンの中心国家であり、実質的な支配国であるアメリカの名前がはっきり出ている事じゃないでしょうか。
前のSEEDシリーズでは大西洋連合としてはっきりとは国名は出ていませんでしたがやはり各地の紛争に介入、悪化させる事で利益を得たり、侵略戦争を行ったりと戦争による経済効果を目的とする部分ではそのまま実際のアメリカを顕していました。今回のOOではより社会的な部分も現在に近づけるためか国名も出してリアル感を高めていますね。
さて、あっさり逃げ出したタリビア軍に代わって今度はユニオンの部隊がやってきます。
もちろん真っ先に突っ込んできたのはおとめ座の男。他の二機は無視してエクシアに襲い掛かります。とりあえず刹那はもう別行動はしない方が良いのでは?
ロンゲ博士によって新たに生まれ変わったグラハム専用ユニオンフラッグは出力UPでなんと12G!口から餡子が出ないか心配です。
MA形態で高速接近しつつ餡子でなく強力なレールガンでエクシアを狙い撃つグラハム。前回と違いエクシア得意の接近戦を挑まずに射撃中心に攻撃を仕掛けます。エクシアのビームライフルを軽々とかわす姿はこ、こいつエースかよ?と思わせますね~。
ライフルの出力自体も上がっているようで命中したエクシアは撃破こそまぬがれますがのけぞったりと衝撃はかなりのものだったようです。
これまで圧倒的なMSの性能差でぬるい戦いばかりしていた刹那はいきなりの強敵にびびって海に飛び込んで逃げていきます。
フラッグは海には潜れないのでここで戦闘は終了しましたが今日のグラハムは強かったですね。とりあえず今回の戦闘でポスト・ゼクスくらいはいけるかも?
さて、結局は元の鞘に戻ったタリビア。反米派も沈静化したことでユニオンとしても問題なく自覚しつつあえて利用された形のソレスタルビーイング。今回のOO、かなり現実の戦争や民族紛争などをリアルに描いており、なかなか複雑ですよね。かなり大人向けで考えさせられる内容で社会的なアニメなのかも?
ところでアザディスタン王国。やっぱり秘書の女はやたら偉そうで感じ悪いですね(笑)

グラハム専用ユニオンフラッグ、色違いと思ってたら全然違うじゃん!
テーマ : 機動戦士ガンダムOO - ジャンル : アニメ・コミック